デジタルマーケティング支援の株式会社トライバルメディアハウスは9月27日、国内最大のコミュニケーションツールであるLINEを通じて提供できる顧客体験価値をさらに向上させるため、同社が提供するソーシャルメディア統合管理ツール「エンゲージマネージャー」と、世界有数のカスタマーサポートプラットフォームである「Salesforce Service Cloud」との連携を実現したと発表しました。
「エンゲージマネージャー」は企業のソーシャルメディアアカウントの運用に特化した統合管理ツールで、LINEやTwitter、Facebook、Google+をはじめとした各ソーシャルメディアへの投稿機能をはじめ、自社および競合(ベンチマークアカウント)の運用結果を分析する効果測定機能等を備えています。
一方、「Salesforce Service Cloud」は米国セールスフォース・ドットコムのパブリッククラウドサービスで、コールセンターCRMやヘルプデスク管理に使用されるカスタマーサービス支援アプリケーションです。
今回、両サービスの連携により、Service Cloudをすでに利用中の企業もLINEを通じたカスタマーサポート環境を容易に導入出来るだけでなく、LINEを使用したカスタマーサポートを新規に開始したい企業も、Service Cloudによるサポート環境の構築を短期間で実現できるようになります。
また、他のSalesforce製品とも連携することで、コールセンターと営業担当などの連携をより向上させることができるため、顧客満足度と顧客あたりのLife Time Value向上をサポートします。
同社によると、本ソリューションを活用した最初の事例として、株式会社シーエーシーと共同で製薬企業向けの双方向コミュニケーションサービスの提供を開始したとしており、医療従事者の認証を行った上で、メッセージを受信し、製薬企業のコンタクトセンタースタッフが回答する機能や、メッセージ内の問い合わせやリクエストなどをインシデントとして管理する機能を提供しているとしています。