データセクション株式会社は5月6日、海外における製品(サービス)の人気の秘密や特徴的な使用法を導き出す、「利用シーン発掘サービス海外版」の提供を開始したと発表しました。
このサービスは人工知能(ディープラーニング)を利用して「ソーシャル画像分析」と「クチコミ分析」の組み合わせから結果を導き出す仕組みで、同社によると本サービスを活用することにより、海外の地域特性に応じた販売施策支援やプロモーションを実現できるとしています。
近年はスマートフォンやInstagramをはじめとする写真共有型ソーシャルメディアの普及により、世界中から多くの画像が投稿されるようになった結果、企業による海外ソーシャルメディアのマーケティング活用ニーズは高まっています。一方で、海外の市場調査を実施する際には言語や時間等の問題に加え、調査パネルが少ないため現地のリアルな消費者ニーズを把握しづらいという課題がありました。
「利用シーン発掘サービス海外版」では、ソーシャルメディアなどに投稿される画像を活用して分析を行うサービスのため、言語の制約なく迅速に現地のリアルな消費者の傾向を把握することができ、従来のマーケット調査と比較しても手軽に海外消費者ニーズのトレンドの変化を捉えることができると同社は述べています。
想定利用シーン
■メーカー
調査結果から導き出される利用シーンや活用手法に基づくマーケティング施策の立案を支援。自社製品を海外輸出する際のリサーチ(アウトバウンド施策)や、インバウンド需要に対応する商品開発への活用が可能。
■グローバル企業の日本法人
日本国内に展開するグローバル企業のマーケティングを支援。同一商品の国内外での利用シーンを知ることにより、日本国内をはじめとした各国・地域の事情に合った適切なマーケティング施策の展開を実現。