サイバーエージェント内のコンテンツマーケティング専門部署である「エディトリアルアドスタジオ」は4月13日、自社開発したコンテンツレコメンドエンジン「A.J.A. Recommend Engine(アジャ レコメンド エンジン)」を、外部企業に向けて提供を開始しました。
レコメンドエンジンとは、ユーザーが閲覧しているサイトの内容、行動履歴、属性情報などの情報を解析し、ユーザの好みに合ったンテンツを提案してサイト内の回遊や購入などを促したりするシステムで、今までに多くの企業がサービスを提供しています。
今回リリースされた「A.J.A. Recommend Engine」も同じように、関連コンテンツの提案によって回遊を高めることにより、メディアの継続的な成長を促進すことを目的としています。
主な特徴は以下のとおり。
・サイバーエージェントのメディア運営ノウハウをもとに開発した日本語に特化したテキスト解析技術をアルゴリズムに採用
・サイバーエージェントが保有する独自データを活用した配信が可能
・導入メディアごとに専任のコンサルタントを配置。メディア側の工数を増やさずPDCAを回す体制を整備
ブログメディアのAmebaや、キュレーションメディアのSpotlightなど、自社メディアを多く運営している同社ならではのノウハウが開発の背景にあるようです。
また、一般的にレコメンドエンジンはASP形式で提供されることが多いですが、「A.J.A. Recommend Engine」では専任のコンサルタントが配置されるため、ソリューション形式のサービスではないかと予測されます。
サイバーエージェントによると、すでに大手新聞社のニュースサイトや大手ポータルサイトなど、複数のWEBメディアで導入することが決定しており、今年中に100メディア以上の導入を目指すとしています。
https://www.cyberagent.co.jp/newsinfo/press/detail/id=11849