テンセント社のインターナショナル・ビジネス・グループ(テンセントIBG)は7月27日、訪日中国人観光客の急増によるビジネス機会の獲得を目指す日本企業を対象に、ワンストップ型の広告ソリューションの提供を開始すると発表しました。
これにより、日本企業はテンセントのプラットフォームへの広告を、日本国内から越境で出稿サービスを利用することで、大きなビジネスの機会を生み出すことが可能になります。
テンセントIBGは、広告枠の提供に加えて、そのためのメディアプランニング、クリエイティブデザイン、高度なユーザーターゲティング、広告表示、広告入札の最適化およびレポート作成までをすべて網羅したワンストップの広告ソリューションを提供するとしており、
主要な広告ソリューションは、クリック一つで外部URLにユーザーを導く「WeChat Official Account Banner Ad」、ユニークなネイティブのソーシャルフィード型ディスプレイ広告を常時配信する「WeChat Moments Ad」、記事または動画を友達の投稿と同様のフォーマットで表示する「Qzone Mobile Friend Newsfeed Ad」の3つ。
同社によると、現在高級品の世界市場では、中国の消費者への売上が全体の40%を占め、さらにその90%が海外旅行中の購買によるものであり、中国人が購買決定にいたるまでの過程の約80%はまず中国国内でスタートすると指摘しています。
そのため、消費者が高級ブランド品の購入を検討するにあたり、旅行開始前にそのブランドに親しむ機会を設けることが重要になることから、急増する中国人観光客における認知度を高めて訴求の機会を増やしたい日本企業にとって、テンセントの革新的な広告プラットフォームは強力なツールとなるとしています。