先週、Facebookが新しい機能をいくつか公表しました。
すでに利用できる機能もありますが、企業にとってはユーザーとのコミュニケーションにおいて、より多様で迅速な対応が求められていくことが予測される機能ばかりですので、Facebookページとそのメッセージ管理アプリである「Messenger」の運用担当者は理解しておいた方がよいでしょう。
ユーザーネーム機能
Facebookページのタイトル下に「@マーク付きのユーザーネーム」が表示されるようになります。
ユーザーネームとは、Facebookページの独自URLの文字列のことで、Facebookページ1つにつき1個しか持てず重複することがないため、FacebookやMessengerでFacebookページを検索したり判別しやすくなります。
例えば「facebook.com/ABC」というFacebookページのユーザーネームをすでに取得している場合は、表示されるユーザーネームは「@ABC」となります。
この機能は今後数週間をかけて順次展開される予定ですので、まだFacebookページのユーザーネームを持っていない場合はすぐに取得した方がよいでしょう。
MessengerリンクとMessengerコード
新たに「Messengerリンク」と「Messengerコード」という機能が追加され、こちらはすでに利用することができます。
「Messengerリンク」はFacebookページのユーザーネームを使用した、短く覚えやすいリンクで、このリンクをクリックまたはタップすると、Messengerで会話を始めることができるようになるというものです。
また、「Messengerコード」では、Messengerリンクと同じ機能を持つコード(QRコードみたいな画像)を作成することができます。コードはFacebookページの受信箱からダウンロードすることが可能で、スマートフォンのカメラで読み取ると「Messengerリンク」と同じようにMessengerで会話を始めることができます。
あいさつメッセージ機能
この機能はMessengerやFacebookを使ってユーザーとコミュニケーションを取る際に、初回に自動で送られる挨拶メッセージのテンプレートを作成、編集することができるというものです。
多数のユーザーを相手にコミュニケーションを取る場合でも、挨拶メッセージをカスタマイズできれば効率良く対応できますし、テンプレートを修正していくことで、コミュニケーションの質を改善する効果も期待できます。この機能の設定と編集は、Facebookページ設定の「メッセージング」から行うことができます。