株式会社シンメトリックは2016年8月29日、Webサイトの改善に必要なデータを1画面にまとめるサイト分析サービス「Anatomy(アナトミー)」をリリースしたと発表しました。
Webサイトの課題は、アクセスの伸び悩みやランディング後の想定外なポイントでの離脱など、さまざまな課題と因子が複雑にからみ合っていて、これらを改善するには、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを活用したデータ分析と、正確なデータに基づく資料制作が求められます。
同社によると、日々更新されるデータに対処するのは一定のスキルと時間が必要で、多くの企業ではWebに特化した専任アナリストを配置するのは難しく、担当者の努力に望みを託すか、外部サービスに依存せざるを得ないと指摘。また、そのようにして作成されたレポートも、あくまでデータが主体であるため、複雑で量が多く、誰もが一目で理解できる内容にするのは容易ではないとしています。
このような問題を解消すべく開発されたのが、今回リリースされたアナトミー。
Googleアナリティクスと連携することで、膨大な量のアクセス解析情報、サイト自身が持つリンク構造、各ページデザインなどを1画面内で表すことができ、ディレクターからデザイナーまで、サイト運営に関わるスタッフが一目で分かるデータを生成することができます。
毎週10分程度の時間で、自社Webサイトの全体像、更新状況、特性を把握できるようになるほか、自動シミュレーション機能で改善がサイトに与える効果を事前に予測することによって、サイトの目的を達成する「次の施策」も明確にすることができます。