分析予測サービス「Frast」を手掛けるGenneは11月25日、同サービスにGoogle Analyticsとの連携機能を追加したと発表しました。
「Frast」は、小売店や飲食店、卸売業などの日々の売上をグラフ化し、分析及び予測を簡単に行えるようにするwebサービス。
多くのWebサイトではGoogle Analyticsなどのアクセス解析ツールを利用し、サイトに訪れるユーザ数や閲覧されたページ数を計測しています。またWebサイトに限らず、農業やスポーツなど幅広い分野でデータ分析の機会は増加することが予想されます。
しかし同社によると、サイトの分析は統計の知識を利用することで効果が高まるにもかかわらず、学習には多くのコストが必要で、さらに個人がそれぞれに学習すると分析のレベルに差が生まれるといった問題も出てくると指摘しています。
そうした課題を解決し、誰でも簡単にデータ分析するために開発されたのが「Frast」というwebサービスで、現在β版として提供されています。
「Frast」の特徴
Frastの目標は「2つの読む」を実現し、全ての人に分析を予測の力を提供すること。
<1つ目の読む>
データの視覚的なグラフ化だけでなく、より深く理解するために文章として読めるようにすることを目的としており、文章化するためにFrastが自動でデータを分析し、データの傾向を文章として表現します。これにより、データの見方を学習するコストを抑え、個人ごとの分析レベルの差を減らすことができます。
<2つ目の読む>
もう1つはデータを利用して先を読む、つまり予測することです。入力されたデータを元に曜日ごとの傾向を考慮して予測を行います。
■本アップデートの追加機能
同サービスでは従来、CSVファイルとGoogleスプレッドシートによる分析が可能でしたが、今回、Googleアナリティクスと連携したことにより、前日の実績の解説機能や解説文とグラフとの連携で、理解をより早く、より深めることができるようになります。
■主な機能
・前日の実績、傾向を文章とグラフによる解説
・4週分の訪問、ビュー、参照などのデータ表示
・訪問回数、ページビューについての詳細データ
Frast:https://gennefuturepast.appspot.com/